本計画は、和食店の内装デザインを“和モダン”に昇華した店舗デザイン事例です。コストを抑えるため天井をブラックアウトし、配管も含めて空間の背景へ退かせました。そのうえで、木材カウンターと料理にだけ間接照明・スポットライトを当て、視線を集中させています。

高級感の鍵は、カウンター脇の盆栽と、壁に用いた漆調パネル。本漆より予算を抑えながら艶と深みを再現し、黒壁と木目のコントラストで上質さを強調しました。動線面ではカウンター背面に厨房をまとめ、ライブ感を保ちながらサービス効率を向上。こうして、「コスト最適化 × 高級感」 を両立し、闇の中に光が浮かぶ体験を生み出す店舗デザインを実現しています。